図書館にあるもんならネットに全部ある。調べられんこっちゃない。あとは調べる手はずだけや。
グーグル社が立ち上げた新サービス「グーグル・アンサー」は,有料で調査員が質問に答えてくれるものだ。このようなサービスは他にもあり苦戦しているところも多いが,グーグルはシンプル・高品質で差別化したいとしている。
図書館司書という仕事は山奥の誰も来ない図書館で本の整理をしていればいいというものではなく,ときにさまざまな質問を投げつけられるものだ。基本的に肉体労働だし。百科事典を始め資料となるものは山とあるわけで,それらをあされば答えがみつかることもあるだろうが,なかにはとんでもなく個人的な質問をしてくる人もおり,それらにも素っ気無くは扱わない日本の図書館司書のサービスは過剰すぎるという意見もある。本来は調査のための参考の本を紹介したり,そのような本を探すのを手伝うのが仕事だけど,答えを直接求める人も多い,ようだ。
グーグルのサービスは有料で行う,図書館司書サービスといってもいい。資料となる図書に当たるものは,ネットワークだ。現在,なにか調べ物をしていてネットワークでみつからんことはない。答えがない,ことはなく,探せてないだけだ。みたい動画も必ずあるし,ききたい音楽も必ずある。それはケチのつけようのない,この世界の絶対定理だ。そんななかで,著作権がどぉこぉいうてるのは,アホでしょ。情報の流通と拡散は,加速するもの。
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